治療に適した患者

組織と一体化するような義歯を使用することが好ましいか否かは、その患者の肉体的、精神的状態によって決まります。
通法の義歯では維持力が不十分であったり、その使用が、心理的および社会的に問題となるような患者にとっては、ブローネマルク教授のosseointegration治療法が優れた解決方法となります。さらに、義歯による悪心あるいは嘔吐感といった機能的な障害をなくすことにも役立ちます。

本治療法は、(1)顎骨の吸収程度に関わらず、(2)また1本の歯を喪失した局部的歯牙欠如顎から無歯顎にいたるまで補綴することが可能です。
また、可徹性義歯を適用できないような若い患者や、顎堤の吸収が大きく、通法の補綴処置が困難な老人には、優れた治療法となります。
さらに、欠如歯数が大きな症例では、力学的にみて固定性補綴物の適用が困難なことがありますが、永久的に顎骨に支持を求めるこの補綴物が問題を解決してくれます。
同様に重要な点として、この治療の過程またはその結果として、健康な歯を損傷することがありません。

この治療法の適用を受けるには、患者は一定の条件を満たす必要があり、術前に所定の診査が行われます。
患者は、約2時間の全身麻酔または局部麻酔に耐えられる健康状態であることが必要です。
また、埋入部位の組織は、健康でなければならず、抜歯窩が完全に治癒していなければなりません。
対顎の義歯や歯周の状態を適切に検査し、治療し、これが完全に治癒することが必要となります。
患者は、口腔内の衛生条件が、正常な水準にあることが必要です。
また、臨床的検査に加え、各患者の硬組織、軟組織を精査し、十分に分析する必要があります。

骨移植

患者の上顎骨や下顎骨の極度の吸収あるいは欠損のみられる症例に対しても、osseointegration法を応用することにより、良好で、かつ予測可能な治療効果が得られます。
この様な症例では、患者の腸骨を使用した移植手術によってインプラント埋入部位の増骨を行います。

  • 院長: 波多野 一
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