上の前歯がない場合

上の前歯がない場合(1)

●患者:32歳・男性
●主訴:審美障害。


術 前
エスティコーンアバットメントを
使用した補綴物
側方面観
フィクスチャー埋入後約1年経過 最終補綴物装着正面観
主訴 上の前歯をきれいにしたい
診断名あるいは主な症状 審美障害
年齢 32歳 男性
治療に用いた主な装置 インプラント
抜歯部位 上顎左右中切歯
治療期間 1年3ヶ月
治療費 118万円(税別)
リスク
副作用
(以下の事に注意してください)
• 本日はうがいはなるべくなさらないでください
(うがいしすぎると血が固まりにくくなり、かえって出血を長引かせてしまいます)。
• 傷口がありますので多少の痛みが残ります。痛みは3時間後が一番強く、だいたい8時間で元の状態に戻ります。
 痛む時は我慢をせずに鎮痛剤をお飲み下さい。
• 痛み止め以外の薬が出ている場合は、異常がなくても指示通りにお飲み下さい。
• 今日はお酒を控えてください。
• 出血や麻痺が起こる場合があります。その場合は、専門の病院を紹介します。
 なお、患者様負担での診療となりますのでご了解下さい。
• 入浴はシャワー程度にして下さい。
• 激しい運動は避けて下さい(今日はゆっくりお休み下さい)。
• 食事に問題はありませんが、麻酔が残っていますので注意が必要です。
• 傷口から雑菌が入らないために、食後のうがいとプラークコントロールをいつものように欠かさず行って下さい。
• 傷が完治するまでには、多少血がにじむことがありますが、気にして触ったり、つついたり不潔な事はしないで下さい。
• 七日間経過して異常がなければ心配ありません。特に三日目あたりは注意が必要です。

本患者は、1991年6月、上顎前歯部の審美障害を訴え、インプラントを希望して来院した。
予後は良好で、機能的のみならず、審美的にも患者の治療結果に対する喜びはたいへん大きかった。

上の前歯がない場合(2)

●患者:59歳・男性
●主訴:審美障害。

エスティコーンアバットメントに
交換後のX-Ray
エスティコーンアバットメント
装着時
メタルボンドクラウン装着時の
唇側面観
メタルボンドクラウン装着時の
舌側面観
1歯欠損修復用
スタンダードアバットメント
エスティコーンアバットメント

患者は数度にわたる治療を繰り返した末に、歯を抜く事になった。極度の治療ノイローゼに陥っており、両側の中切歯欠損のままという状悪で長年の間推移してきた。頬側骨の吸収が大きいと同時に、切歯管を避けるためにやや頬側よりの埋入を余儀なくされたが、歯軸が前突ぎみだったために正常な位置に歯を並べる事ができた。埋入したあと、6ケ月後にセラミックの歯を装着した。患者は充分満足していた。

  • 院長: 波多野 一
    住所: 〒154-0023 世田谷区若林4-31-9 ポライト第2ビル1F
    TEL: 03-3421-4182(ヨイハニ)
    診療時間: AM9:30~PM1:00 PM2:30~PM7:00
    金曜日はPM2:30~PM6:30
    休日: 水曜、日曜、祝日